いつもこんな感じです、ヨロシク!沖縄イメージを旅するー合評会
2009年01月09日
1月12日、「カルチュラル・スタディーズ・フォーラム」と観光研究学会分科会の合同開催で、拙著『沖縄イメージを旅する』の合評会があります。
◎合評会情報
多田治著『沖縄イメージを旅する:柳田國男から移住ブームまで』合評会
・日時 2009年1月12日(月・祝) 13:00−17:00
・場所 武蔵大学 8号館5階8504大教室
大学までの交通アクセスについては以下を参照してください。
・プログラム
著書紹介:多田 治 (一橋大学)
コメント:遠藤 英樹 氏 (奈良県立大学)
全体討論
◎本書の紹介
中公新書ラクレ 2008年8月10日刊
『沖縄イメージを旅する——柳田國男から移住ブームまで』 多田治 著
新書判 288ページ 定価924円(本体880円)
帯の文
美しいばかりが沖縄じゃない
日本を映し出す鏡として、彼の地が過ごした100年の日々
(以下、「はじめに」より抜粋)
青い空、透きとおった海。さんさんと照りつける強い日差しと、真っ白な砂浜。心地よく吹く風、穏やかに聴こえてくる三線の音。赤瓦の屋根の家々、それらを囲む石垣、赤いハイビスカス。ゴーヤーチャンプルーと泡盛を味わって、島唄を聴いては癒される……。
タイトルにもある「沖縄イメージ」という言葉は、「沖縄の見られ方」くらいの意味である。多くの人にとって、沖縄にはいま挙げたような、癒しのリゾートのイメージが強い。しかし、同時にここは、基地と戦争の現実を色濃く残した島でもあるのだ。
沖縄観光には長い歴史がある。いまほどの規模ではないにせよ、日本における沖縄への熱い視線そのものは、古くは大正時代の頃からあった。日本人はこれまで幾度となく沖縄を熱烈に求めては、自分を映しだす鏡にもしてきた。それはなぜなのだろうか。
本書では、戦前に沖縄を研究した柳田國男から、今日のNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」や移住ブームにいたるまで、100年に及ぶ沖縄イメージの流れをたどってみたい。
日本における「沖縄の見られ方」をさぐっていくことで、沖縄と日本の濃密な歴史が浮き彫りになり、より深く沖縄を味わうことができるはずである。そんな歴史の厚みを感じられる、ガイドブックと研究書のあいだのような本を書いてみたいと思った。
本書は、1.沖縄へのツーリスト、沖縄フリークのみなさん。2.移住者を含め、沖縄で生活しておられるみなさん。3.沖縄に関する専門的な知識を求める、沖縄研究を志向するみなさん。いずれの方をも読者に想定し、楽しんでいただけるよう、非力ながら心がけてみた。いずれにせよ、沖縄が大好きな人たちに読んでいただきたいことは、言うまでもない。
さらに、沖縄に一度は行ってみたい方、少しでもご関心をお持ちの方。観光業をはじめ、沖縄に関わる仕事をされている方。また、沖縄という地に限らず、観光や地域振興、イメージなど、他の地域や国に応用できる視点も含んでいると思うので、各地で課題に取り組んでおられる方にも、ご活用いただければ幸いである。
◎章構成
はじめに
序章 方法としてのツーリスト
第1章 戦前の沖縄観光:1879-1940
第2章 大正・昭和初期の南島ブーム
第3章 戦跡観光と沖縄病:1954-1971
第4章 万博がつくった沖縄イメージ:沖縄海洋博1975
第5章 キャンペーン的リアリティの浸透:1972-1979
第6章 ツーリストの目線の逆用:1980-2000
第7章 基地とリゾート、二重の現実:1995-2000
第8章 大田昌秀の「沖縄の心」からモンパチの「琉球の心」へ:2000-現在
第9章 八重山の現在:移住ブームとミニバブルのなかで
終章 沖縄と日本
おわりに
◎著者から提示してみたい論点 (その一部をご紹介します)
・序章「方法としてのツーリスト」とはどういうことか
「観光」、「イメージ」という表のメインテーマと、セットになっている裏テーマ:「近代」、「知」
・なぜいま「観光」なのか
観光にも典型的に表れる二項対立(推進と批判)の乗り越えは、いかにして可能なのか。
ネオリベラリズムと観光
・沖縄研究とブルデュー再読
フーコー「エピステーメー」からブルデュー「客観化する主体の客観化」へのシフト
(『沖縄イメージの誕生』→『沖縄イメージを旅する』)
・そもそも、なぜ私はこの本を書いたか、書く必要があったか
・沖縄イメージの100年史、ウチナーとヤマトの関係史の意義と応用
・基地とリゾートの関係を、因果関係や「隠蔽」でなく、並列や重層性としてとらえることがなぜ必要なのか
・本書以後の調査研究について など
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多田 治
一橋大学大学院社会学研究科
◎合評会情報
多田治著『沖縄イメージを旅する:柳田國男から移住ブームまで』合評会
・日時 2009年1月12日(月・祝) 13:00−17:00
・場所 武蔵大学 8号館5階8504大教室
大学までの交通アクセスについては以下を参照してください。
・プログラム
著書紹介:多田 治 (一橋大学)
コメント:遠藤 英樹 氏 (奈良県立大学)
全体討論
◎本書の紹介
中公新書ラクレ 2008年8月10日刊
『沖縄イメージを旅する——柳田國男から移住ブームまで』 多田治 著
新書判 288ページ 定価924円(本体880円)
帯の文
美しいばかりが沖縄じゃない
日本を映し出す鏡として、彼の地が過ごした100年の日々
(以下、「はじめに」より抜粋)
青い空、透きとおった海。さんさんと照りつける強い日差しと、真っ白な砂浜。心地よく吹く風、穏やかに聴こえてくる三線の音。赤瓦の屋根の家々、それらを囲む石垣、赤いハイビスカス。ゴーヤーチャンプルーと泡盛を味わって、島唄を聴いては癒される……。
タイトルにもある「沖縄イメージ」という言葉は、「沖縄の見られ方」くらいの意味である。多くの人にとって、沖縄にはいま挙げたような、癒しのリゾートのイメージが強い。しかし、同時にここは、基地と戦争の現実を色濃く残した島でもあるのだ。
沖縄観光には長い歴史がある。いまほどの規模ではないにせよ、日本における沖縄への熱い視線そのものは、古くは大正時代の頃からあった。日本人はこれまで幾度となく沖縄を熱烈に求めては、自分を映しだす鏡にもしてきた。それはなぜなのだろうか。
本書では、戦前に沖縄を研究した柳田國男から、今日のNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」や移住ブームにいたるまで、100年に及ぶ沖縄イメージの流れをたどってみたい。
日本における「沖縄の見られ方」をさぐっていくことで、沖縄と日本の濃密な歴史が浮き彫りになり、より深く沖縄を味わうことができるはずである。そんな歴史の厚みを感じられる、ガイドブックと研究書のあいだのような本を書いてみたいと思った。
本書は、1.沖縄へのツーリスト、沖縄フリークのみなさん。2.移住者を含め、沖縄で生活しておられるみなさん。3.沖縄に関する専門的な知識を求める、沖縄研究を志向するみなさん。いずれの方をも読者に想定し、楽しんでいただけるよう、非力ながら心がけてみた。いずれにせよ、沖縄が大好きな人たちに読んでいただきたいことは、言うまでもない。
さらに、沖縄に一度は行ってみたい方、少しでもご関心をお持ちの方。観光業をはじめ、沖縄に関わる仕事をされている方。また、沖縄という地に限らず、観光や地域振興、イメージなど、他の地域や国に応用できる視点も含んでいると思うので、各地で課題に取り組んでおられる方にも、ご活用いただければ幸いである。
◎章構成
はじめに
序章 方法としてのツーリスト
第1章 戦前の沖縄観光:1879-1940
第2章 大正・昭和初期の南島ブーム
第3章 戦跡観光と沖縄病:1954-1971
第4章 万博がつくった沖縄イメージ:沖縄海洋博1975
第5章 キャンペーン的リアリティの浸透:1972-1979
第6章 ツーリストの目線の逆用:1980-2000
第7章 基地とリゾート、二重の現実:1995-2000
第8章 大田昌秀の「沖縄の心」からモンパチの「琉球の心」へ:2000-現在
第9章 八重山の現在:移住ブームとミニバブルのなかで
終章 沖縄と日本
おわりに
◎著者から提示してみたい論点 (その一部をご紹介します)
・序章「方法としてのツーリスト」とはどういうことか
「観光」、「イメージ」という表のメインテーマと、セットになっている裏テーマ:「近代」、「知」
・なぜいま「観光」なのか
観光にも典型的に表れる二項対立(推進と批判)の乗り越えは、いかにして可能なのか。
ネオリベラリズムと観光
・沖縄研究とブルデュー再読
フーコー「エピステーメー」からブルデュー「客観化する主体の客観化」へのシフト
(『沖縄イメージの誕生』→『沖縄イメージを旅する』)
・そもそも、なぜ私はこの本を書いたか、書く必要があったか
・沖縄イメージの100年史、ウチナーとヤマトの関係史の意義と応用
・基地とリゾートの関係を、因果関係や「隠蔽」でなく、並列や重層性としてとらえることがなぜ必要なのか
・本書以後の調査研究について など
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多田 治
一橋大学大学院社会学研究科
Posted by ぎんねこ at 16:39│Comments(2)
│日常雑感
この記事へのコメント
ぎんねこさん、いつもありがとうございます。誠に感謝しております。
お体には充分お気をつけください。
僕も、年末年始は長い風邪で、ひどい目に会いました。
お体には充分お気をつけください。
僕も、年末年始は長い風邪で、ひどい目に会いました。
Posted by tada8 at 2009年01月09日 22:28
健康は資本ですもんね!どうかご自愛下さい。
Posted by ぎんねこ
at 2009年01月09日 23:11
at 2009年01月09日 23:11※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません

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